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【使う力】消・浪・投の概念

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お金の使い方、しっかり把握できてますか?

こんにちは、Tomiです^^

皆さんは、家計簿はつけていますか?実は私はしっかりとはつけていないのですが、ざっくりと自分の収支をアプリで記録しています。

そのうえで、「自分が一体何にいくら使っているのか」ということを、視覚的にみられるようにしています。
今回は、使う力にカテゴライズしての「消費・浪費・投資」について触れてみたいと思います。

永遠のテーマ「家は賃貸かマイホームか」という論争の考え方にもつながるので、ぜひ最後までご覧ください^^

 

①消費

まず、言葉の定義から見てみましょう。

消費(しょうひ、consumption)とは、欲求を満たすために財・サービス(商品)を消耗することを指す。
(Wikipediaより) 

自分のお財布で考えると、「ほしいものがあったから買った」というようなイメージでしょうか。基本的にはこの衝動を満たすためにお金を使い、サービスや商品を購入・所有するわけですが、この「消費」の特徴は

  • 生活するうえでどうしても必要なもの
  • お金を投じた場合、そのお金は増えない(資産は減る)もの

となります。

家計簿をつけるときに「食費」や「光熱費」などがこれに当たるかと思います。いわゆる「衣食住」というやつですね。

一般的に消費を節約することもできますが、節約しすぎると生活自体が危うくなってくるイメージがあります。

②浪費

こちらも言葉の定義を見てみましょう。

 浪費:[名](スル)金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。

(goo辞書より)

 こちらも欲求を満たすために使うわけですが、消費との大きな違いは

  • 生活を送るうえで特段必要がないもの

という点です。例えば、時間が分かればいいから格安の腕時計でいいところを超高級なRolexなどを買うとか、移動手段として中古車でいいのにわざわざビンテージ物の車を買ったり、といったところでしょうか。

言葉の意味からしてもなんとなく悪いことのように聞こえます。家計を見直す際はこの「浪費」といかに向き合うかということが大切になってくるでしょう。

先の記事にも書きましたが、欲望に優先順位をつけないと「あれもこれも」と散在しているうちに「浪費」の項目が増大していくことになります。逆に、きちんと向き合うことができれば、節約のインパクトは大きいと思います。

また、悪いイメージしかありませんが、「心を豊かにするお金の使い方」としては浪費も非常に効果が高いです。あくまでバランスを考える、ということを念頭に…。

③投資

言葉の意味は次の通りです。

投資: 利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。

(goo辞書より)

 先に挙げた二つの支出とは大きく違い

  • 費やした資本が未来に大きくなることを見込んで使う

という特徴があります。つまり、一時は支出となるが、長期的に見て自分の懐にお金を運んでくれるものに使うというものです。

不動産・株式などの投資のほか、自身への自己投資なども投資と言えるでしょう。

かねてよりお話をしている「経済的自由」を達成するためには、この投資の力をフルに活用する必要があります。

  • 自己投資をして自身の市場価値を上げる
  • 株式や不動産に投資して配当金を得る

という方法にて、稼ぐ力を伸ばすわけですね。

明確な区分けはあるのか?

例えば友達に飲み会に誘われたとします。会費は5,000円だとします。
この会費は消費・浪費・投資のどれに当てはまるでしょうか。

おそらく、飲み会に行かなくても生きてはいけるでしょうから、消費ではありませんね。とすると、浪費なのか投資なのか、ということになります。

そこで必要になる観点が「未来に収入を増やす要素があるかどうか」ですね。飲み会に参加するメンバーが経営者の集まりなどであれば有益な情報が手に入るかもしれません。もしかすると転職が決まったり、さらなる投資の話が舞い込むかもしれません。

そうではなく、ただ友人とたわいのない話をして飲食を共にするだけであれば間違いなく浪費でしょう。

 

他の例として、移動手段として車を購入するとします。
家と会社を行き来するだけの用途だから中古車、キャッシュ一括払い、なんて買い方をすればこれは消費に近くなると思います。逆に、せっかくだから新車の最新モデルを7年ローンで奮発しちゃった!みたいな場合は浪費に近くなると思います。ですが、いずれにせよ交通の便が良くなることにより時間が生まれ、その時間を自己投資に回すことができるのであれば若干投資という要素も見え隠れするかもしれません。

 

何が言いたいかというと、この「消費・浪費・投資という概念は明確な線引きはなく、境界線はグラデーションになっている」ということです。結果的に、当人がどうとらえるかによってどうとでも分類できるということですね。

しかし、この概念と向き合い、本当に必要な支出に焦点を絞るのであれば、やはり自身の人生の価値観をしっかりと持つ必要があるでしょう。

本当に必要なのか、未来に価値を生み出すのか

手持ちのお金を何かに使った。この事実は変わりません。しかし、その結果は本人の価値観によってさまざまに分類されてしまうということです。

浪費を抑えよう!という目標のみで行動すると、先の飲み会なども「これは勉強になったから投資なんだ!」みたいな考えが出てきてしまい、支出の分類があやふやになってきてしまいます。
投資だ、と言い切るからには、未来にどのような恩恵が自分にもたらされるのかについてしっかりと自分で説明ができなくてはいけません。そうでなければ浪費に分類すべきでしょう。
そして、浪費の目的は「心の豊かさを増やす」ことにありますから、禁止する必要はないものの、無制限に湯水のように使う、というわけにはいきませんよね。

自己投資だ!と言って本を大量に購入したところで、積読をしているだけではこれもただの浪費にすぎません。特に、浪費の中でも「無駄遣い」に分類されるものになるでしょう。結果的に優先的に削減されるコストになります。

 

結局のところ、自分の欲求としっかりと向き合う必要があるわけです。
ふらりとコンビニに立ち寄り、おなかもすいていないのにご飯やお菓子を買ってみたり、のどもすいていないのにコーヒーを買ってみたりと、消費と浪費の区別もうまくつかない場合があります。

こういう大小さまざまな「ムダ」を見つけ、削減することが貯める力にも直結してきますし、より有益なものにお金を使うという「使う力」を養うことにもつながります。

 

お金を使いたい!という衝動にかられたときに、しっかりと立ち止まってみましょう。
そして、よく考えるのです。これは今必要なのか、ということと、将来に何か富を運んでくれるのか、ということを。

これを数分考えるだけでも財布のひもは閉まってくると思います。

持ち家か賃貸か

若干意味合いがそれますが、マイホーム派と賃貸派の論争は、お金の話をすると毎度と言っていいほど繰り広げられているように思います。
これも、いいとか悪いとかっていうことは抜きにして、「その持ち家がお金を運んできてくれるかどうか」という一点でのみ考えるのであれば、30年以上のローンを組んでまで購入する必要性がないように私は感じます。

ローンを組むということは、将来の自分の自由を拘束することにほかなりません。日本の伝統的な雇用形態が崩壊している昨今、来年の自分の仕事も危ういというのに、退職まで収入があり続けるという保証はどこにもありません。

さらに、日本の家は購入した段階で価値が目減りする、という点も問題です。一等地の家や不動産であれば買った時よりも価値は上がることもあるでしょうが、新築購入時よりも価値が上がる可能性はほぼないでしょう。
となれば、これは試算ではなく負債になるわけで、投資というよりも浪費に近くなるんじゃないかな?と私は思います。

家賃は払っても自分のものにならないじゃない?

という質問も会社で受けたことがありますが、そもそも”所有する”ということがナンセンスになりつつあるという時代の流れを考えると、その欲求ともしっかり向き合う必要があると思います。

要は、

  • 消費・浪費・投資という概念をしっかり意識する
  • 資産になるのか負債になるのかをシビアに判断する
  • 上記項目を分かったうえで財を投じる

ということができていれば、他人からどうこう言われる問題ではない、ということではありますね。
ただし、経済的自由を目指す、少なくとも今よりも資産を増やしたい、と考えている人は様々な人の意見を参考に、合理的な判断を下す必要があるかな、と勉強しているうちに感じるようになりました。

 

ということで、私もコンビニに足しげく通うのは控えようかなと思います(笑)

最後までお読みくださり、感謝いたします^^