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【守る力】”お金を借りる”ということ

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こんにちは、Tomiです。

今日は”お金を借りる”ということについて、自分の感じたことを書いていこうと思います。きっと新しい視点を持ってもらえると思うので、ぜひ最後までご覧ください^^

身近になっている借金

皆さんは、”借金をする”といったとき、だれから借りると思いますか?

様々な窓口がありますよね。
本来であれば自分の収入の範囲内で、欲望に優先順位をつけながら生活をするというのが正しい生き方であるわけなんですが、マネーリテラシー教育をしっかりと行わない日本では「生活費」の補填としてお金を借りる人があふれているようです。

この「生活費」としてお金を借りるとすると、消費者金融が一番身近です。

某企業では「そこに、愛はあるんか?」などと言っていますが、残念ながら愛なんてみじんも感じさせない利息でこちらの生活を圧迫してくる、それがサラ金です。

JICCが公表している統計データによると、2020年の消費者金融利用者は約1,000万人もいるそうです。

これは、全人口のおよそ9人に1人が利用をしていることになります。

利用理由の上位を見ると

  1. 趣味・娯楽費
  2. 食費
  3. 外食などの遊興費
  4. 衣料費
  5. 家賃の支払い

だそうです。もはや、家賃の支払いって、これはもう借金から抜け出すのは無理なんではないかとも思うわけですが、上位はすべて「生活費」なんですね。
つまり、一か月生活する上での予算が収入を上回っているということです。

そんな人が9人に1人いらっしゃるということです。それだけ景気が悪いとも取れますが、個人的にはあまりにも「借金が身近にありすぎる」ことが原因なんではないか、と思うわけです。

ちょっとのつもりが…

私も、この消費者金融で相当苦い思いがありました。
この消費者金融はすごく不思議なもので、自分のキャッシュカードは何をしても残高がないのに、この借金用カードでは発行された瞬間から50万くらいのお金はポンと出てくるわけです。

契約の時の口ぶりも(今思えば)うまいもので、「あなたの信用ならこれくらいまでご融資可能です」とか言ってくるんです。あたかも、自分にそれだけの価値があるかのような口ぶりです。
さらに最近は、大手の会社は「一か月利息無料!」みたいなことを言ってくるわけです。なので「今月ピンチ!」というときにさっと借りて、給料が入ったら返せば利息0円、という算段です。

無知とは怖いものです。
結果的にこの「お金を借りる」という行為自体が自分の収入を超えているんだと理解もせず、「返せばいいんでしょ?」という謎の開き直りによって少額を借りてしまうんです。

たとえこれが1000円だったとしても、自分の生活水準を無理に引き上げることになるんです。そして、カードで引き出せるものだから、「自分にはまだ自由にできるお金がある!」と錯覚してしまうんですね。

愚かでした。

給料日間近。結局自分の残高は底をつき、大きくなった気持ちで散財したつけを払うことになります。地獄への片道切符です。

この後は、1社の残高が膨らみ、借金を返すために金を借りるという、典型的な”アレ”をやってしまうわけですね。

この”ちょっとだけ”という甘えが、闇の世界の扉を開いてしまうわけなんです。

借金は誰から借りているのか

さて、ではこの借金は誰から借りていたんでしょうか。
消費者金融ですか?銀行ですか?クレジット会社ですか?

一度苦い思いをしたうえで、お金の勉強を始めた私は、このように考えるようになりました。

 

借金は、「未来の自分」から金と自由を前借している

 

んだと。もちろん、実際に借りているのは貸主からになりますが、返済を続けていくと「このお金は何を生み出しているんだろう」という疑問にぶち当たるわけです。

月1万を10年間返済し続けたとしましょう。

120万円の返済をするわけなんですが、10年後の自分には「120万円の借金が消えた」という事実しかなく、この返済に充てられた120万円は何も生み出していないことに気付きます。10年間、120万というお金を”奴隷”として使役できたはずの自分が、逆に”奴隷”として使役されていたという事実に気付くわけです。

もちろん、借金をして投資をする、という方法(レバレッジ、不動産投資など)もあります。これはもしかすれば借金をまくって資産に切り替わるものかもしれません。
しかし、うまくいかなければ結局未来の自分を苦しめることになるわけです。

 

断言します。

過去の自分に会えるとするならば、私はたぶん過去の自分をぼっこぼこにしてると思います(笑)

何が悔しいって、いろーんなみじめな思いをしながら生きてきて、結果的に資産として残るものが何もなかった。未来の自分のことなんて何にも考えずに、「今を浪費するためだけ」に金を借りてしまった自分の愚かさに本当に腹が立ちます。

 

もし、今お金を借りようとしている人がいるなら、ちょっと踏みとどまっていただきたい。

本当にその商品は、お金を借りてまで必要なものですか?クレジットで後払いにしてまで購入するべきものですか?

未来の自分がその借金によって縛り付けられる可能性を十分に考慮したうえで、それでも良いと思ったなら(個人の自由ですから)どうぞお借りください。

住宅ローンもそう、車のローンもそう。

○年計画で返済!っていう時点で、すでに未来の自分を相当縛り付けていることになります。それが悪だというのではなく、「縛り付けてるんだよ」という事実を知らずして「家は資産だ」とか「新車がいいんだ」と言って高額なローンを組むことについては、やはり「待った」と言いたいわけです。

今、自分は過去の自分から投げかけられたボディブローの嵐から、ようやく立ち直ることが出来ました。親や妻にも本当に迷惑を掛けました。

だからこそ、今は未来の自分、とりわけ5~10年後の自分に羽が生えててほしい、と願って行動を起こしています。

 

ものがあふれる社会。そして、お金を簡単に借りれてしまう社会。

その中で、欲望を正常にコントロールするのは難しいのかもしれません。

だからこそ、コントロールできた先には「自由」が待っているんだと思います。

 

もう一度聞きます。

 

そのお金は、”誰”から借りていますか?