投資?それとも投機?
こんにちは、Tomiです^^
最近、お金にまつわるお話を中心にアップしています。その中で収入の10%を使わずに貯める、というお話をしました。
thinkbetter-777.hatenablog.com
これにより種銭を作ったら、今度は【増やす】ということを考えていかなくてはいけません。
今日の記事では、投資と投機の違いについて触れ、「お金に稼いでもらう」ということを少し深めていこうと思います。
貯金の利息って知ってますか?
現在の日本は超低金利時代となっています。
私の両親が若いころは、銀行に預けておけば利息でごりごりお金が増えていた、というんですから驚きです。
ちなみに、今の平均的な銀行預金の利率はおおよそ0.001%(普通預金)だそうです。大きい数字だと感覚が狂いますが、小さすぎる数字でも感覚がおかしくなりますね。
これは100万円を1年間貯金して10円入る計算です(笑)
両親が話していた当時の話では、年利で5~6%利子がついていたというのですから、その差は歴然です。
何が言いたいのかというと、収入の10%を貯めたとしても、銀行に寝かせて置いたら腐る、ということです。
過去の超高金利時代を考えれば、銀行に寝かせておくという考えも分からなくはありません。しかし、今の時代は、銀行にお金を預けておいても経済を一切回すことができないということです。
経済を回せない、ということは、血液を循環させられないこととおなじですから、新しい血液(お金)が舞い込んでくることもないわけです。
そこで、大切になってくるのが「お金にも働いてもらう」という考え方です。
バビロンの大富豪の教え
このブログでは何度も登場している、「バビロン大富豪の教え」には次のようにあります。
(収入の10%を) 貯めることは手始めにすぎないのです。私たちの豊かな財産を作ってくれるのは、取りのけた金がさらに稼いでくる金なのです。(中略)人間にとって財産とは、財布の中に持っている現金ではありませんぞ。しっかりとした定期的収入こそが財産なのです。財布の中に絶えず流れ込み、いつも中身を膨らませてくれる金の流れこそが財産なのです。
つまり、財布の中・口座の残高にいくら現金が入っていたとしても、それは本当の意味での「財産」ではないというのです。
その持っている現金を経済に投じ、「お金の流れ(キャッシュフロー)」を作ることこそが「財産」だと言っているんですね。
”ロバートキヨサキ”さんが書いた「金持ち父さん・貧乏父さん」でも書かれている通り、このお金の流れも特に「プラスのキャッシュフロー」を生み出すものが財産・資産である、という考えは、すべての日本人が学ぶべきでしょう。
今は、ネットで証券口座を開設し、世界や米国の経済にマルっと投資することが容易にできる世の中になっています。世界経済の成長の恩恵を自分の財布にも引き込むことができる社会、ともいえると思います。
自分が時間を切り売りして、1時間〇円の掛け算で報酬を得るだけでは、経済的自由を達成することは難しいといわれています。
これは、収入を増やす=労働時間を増やす、という図式が当てはまるからです。時間単価がバグっていれば時間を減らすことはできるかもしれませんが、限界があることは確かです。
しかし、世界の労働者たちによって絶えず回り続けている経済に投資をすることで、自分が寝ている間も遊んでいる間も「収入がある」状態を作り出せる、ということです。
だからこそ、政府も「投資」を強く推奨してきているわけですね(国民一人一人が自立できる社会は、国家が小さくなり、負担が少なくても良くなることを意味します)。
投資と投機?
よく聞く言葉で「投資」と「投機」というものがあります。株を始める、とかいうと「投資はギャンブルだからやめたほうがいい」とか「失敗したら人生終わる」とかいう印象が先行しており、日本人の「資産家層」が増えない原因となっているようです。
しかし、しっかりと性質を見極めて行うことができれば投資は怖いものではありません。
まず、投資の意味を考えていきましょう。
利益を得る目的で、事業・・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。(goo辞書より)
続いて投機の意味を見ます。
将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる商品や有価証券などの売買。(goo辞書より)
とのことでした。
意味だけを見ると同じことを言っているように思えます。
確かに、「現在ある現金を投じて、将来に利益を得る行為」という点では共通していると思います。
しかし、大きく違うことはその未来の「スパン」です。
投資というのは中長期的に見て自分の資産を(未来の成長を見込んで)出資する、という考え方です。出資した資産を短期的に戻したりすることは(基本的には)考えられていません。
対して投機は短期的な視点で利益を求めていく方法です。出資というよりは「トレード」に近く、利益確定を短期間に複数回行うことで利益を追求する方法です。
おそらく、「投資はギャンブル」と言っている人たちは、この「投機」のことを指して言っているのだと思います。
ただ、おそらく投資も投機も、ギャンブル性を高めなければ資産を増やす方法として有効であると思います。
結局は自分で株・債権といった金融資産を購入し、購入した時よりも高い金額で売ることで利益を得る、という本質に違いはないわけです。となれば、自身が購入した資産以上の負債を抱えることはないはず。株を例にとれば、株の価値が0になることはあっても、マイナスになることはないだろう、ということです。
そう、通常であれば、です。
ギャンブル性を高める方法
問題は、この資産を購入するときの自分のスタンスによります。ギャンブル性を高めれば、その分手に入る利益も増えるでしょう。その分、失敗したときの損害も大きくなります。
この「将来の不確実性」のことを「リスク」と言います。リスクが大きい、というのは「将来の不確実性(今回は値幅)が大きい」ということになります。
このリスクのとり方を間違えた時、投資も投機も「怖いもの」に成り代わります。
代表的な例としては
などです。個人的には二つ目と三つ目は同じことを言っていると思っています。
まず、生活防衛資金を保持せずに投資に全振りしていくスタンスは、暴落したときのリスクヘッジができていないことになります。
投資によって借金が増えることはありませんが、価値が0になった場合、手元にお金が残りません。結果的に生活ができなくなって借金をしてしまうことになるかもしれません。
続いて、レバレッジについてです。レバレッジとは「他人の資本を使って自己の収益を増やす行為」のことを言います。他人の資本を使う、ということですから、三つ目の借金と平たく言えば同じことです。
FXなどを行う上で、窓口会社が「3倍までレバレッジをかけられます!」と言ってきたとしましょう。自分の手元には100万円あるとすれば、投入できる資産を300万円にできますよと言っているということです。当たれば利益は3倍になりますから、短期的に収益を上げたい人からすればお得に感じます。
しかし、投資金額を3倍にできる、ということは「リスクも3倍」になるということです。万一暴落した場合は、元手資金(証拠金)よりも多くのお金が必要になる場合が出てきてしまいます。
結局、借金をして投資しているのと同じですから、元手資金が潤沢になければ返済ができない(追加投資ができない)わけですから、損害が大きくなるわけです。
やるのであれば、お小遣いの範囲で、計画的に…という話に行きつくわけですね。
そして、個人的にはやはり、積立投資信託やETFを活用して行くのがローリスクで適切なリターンを得られる方法ではないかと思っています。
目先の利益に目をくらませず、着実に資産を増やす方法を学んでいきましょう!
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!