【人生論】抜け出せ!“コンフォートゾーン”!
こんにちは、Tomiです^^
今回は「The Rule of Life〜できる人の人生のルール〜(著リチャード=テンプラー)」の中からとても感銘を受けた部分をピックアップしてお伝えしたいと思います。
タイトルにある通り、「コンフォートゾーンを抜け出す」ということをピックしています。
- なんとなく毎日を過ごしている人
- 今の自分を変えたいと思っている人
- 自分に自信を持ちたい人
に参考になるのではないかと思いますので、当てはまった方は是非最後までご覧ください^^
書籍紹介
今回参考にさせていただいた書籍です↓
著者はリチャード=テンプラー氏。巻末の著者紹介を引用すると
旅行代理店、スーパーマーケット・チェーン、レストラン、カジノ、大学自治会など、幅広い分野で30年を超えるマネジャー経験を持つ。2003年に出版社White Ladder Pressを創設。わずか4年で「イギリスで最も成功した出版社」と呼ばれるまでに育て上げた。Ruleシリーズは、世界45言語で翻訳される世界的ベストセラーとなっている。
とのことです。
この「できる人の人生のルール」以外にも、様々な“ルール”を記した書籍を発刊しているみたいですね^^
本の構成としては見開き1ページに1個のルールが書いてあり、その説明を著者が行うという形になっており、非常に読みやすいです。
- 1章:個人的成功のための55のルール
- 2章:パートナーと最高の関係を築く15のルール
- 3章:最高の家族・友人となるための14のルール
- 4章:会社の一員としての17のルール
という4章構成、101のルールが掲載されています。
まえがきから引用をすると
本書で紹介するルールの一つひとつはシンプルで、効果的で、安全で、実用的だ。段階を踏んで実行していけば、人生を確実によりよいものに変えていけるはずだ。
と書かれており、また
私もすべてのルールを身につけているわけではない。(中略)しかし、ルールを知っているということは、たとえ道を外れても、正しい道に戻る方法を知っているというだ。
とも書かれています。
絶対にすべてのルールを守らないと意味がないというような厳しい本ではないため、出来ることから少しずつやっていけるというのがありがたい本だと思います。
今回は、第一章ルール32「毎日、少しだけ勇気のいることをする」を参考にしています。
コンフォートゾーンとは
本書ではコンフォートゾーンのことを「快適空間」と言っています。このコンフォートゾーン(快適空間)とは
その中にいれば安心できる範囲のこと
だと書いています。ビジネス用語にもこのコンフォートゾーンというものがあり、やはり「ストレスや不安がなく、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所」のことを指すようです。
たとえば、会社の中で言えば自分のポジションや仕事が確立されており、毎日出社すると決まったルーティンで仕事が割り振られている。一日の仕事をこなしていれば怒られることもなく、皆からは信頼され、一ヶ月の給料も安定的にもらえる。こういった状況のことをコンフォートゾーンであるといいます。
非常に安定した生活を送ることができ、毎日も充実するように思えますが、著者はこのコンフォートゾーンに身を置き続ける生き方に警鐘を鳴らしています。
勇気のいらない生活を続けると、人生が停滞する(中略)
運命というのは、人が現状に満足するのを嫌う性質があるようだ。だから、快適空間で安心している人を見つけると、運命が一発大きな蹴りを入れてくるのかもしれない。
確かに、同じ通勤ルートを通って、同じ店でコーヒーを買い、同じ時間に出社して、同じ仕事をして、同じ給料をもらう。こうした生活も安定しているように思いますが、人間的な成長という点においては停滞していると考えていいと思います。
新しいこと、いつもと違うことを行うには、それなりに勇気が必要です。
これはリスクを取る勇気とも言えると思います。
違うルートは混雑しているかもしれない。違う店のコーヒーは味が落ちるかもしれない。早くに出社すると余計な仕事をすることになるかもしれない。違う仕事に手を出せばミスをするかもしれない。
こうした想定されうる危険に敢えて飛び込むことで、刺激を得て成長していこうというルールが語られています。
前回の記事でも触れた「やりたいことが見つからない」という人も含め、人生に意味を見いだせない人は、もしかするとコンフォートゾーンに身を置きすぎて、逆に自分の生きる世界を狭めてしまっているのかもしれません。
“不快”を恐れずに一歩外に
コンフォートゾーンから一歩踏み出すということは、普段の生活からすれば「違和感」となります。そして、得られる結果によっては「不快」を感じることもあるかもしれません。
しかし、その「違和感」の中に自分の心に眠る本来の「願望」へのヒントが眠っているかもしれません。そして、仮に「不快」だったとしても、その行動を取ると不快になるということがわかった、ということだけでも世界が広がると思いませんか?
強制的に違うルートで出勤を命じられた時、つまり運命が強烈な蹴りを食らわせてきた時に、快適空間の外に踏み出す勇気を既に持ち合わせていれば、外の景色を楽しむ余裕すら生まれるかもしれません。
著者は言います。
この努力のいちばんいい点は、少しずつできるということだ。
快適空間を広げるために、いきなり突拍子もない事をする必要はない。ハンググライダーに乗る必要はないし、火の上を歩く必要もない。
あくまで普段行っていない事を毎日一つ勇気を出してやってみるということが大切であると記しています。
例えば、コーヒーを買ったときのお釣りを募金してみるとか、普段挨拶していないスタッフに明るく声をかけてみるとか。
この行動一つによって、もしかすると運命が大きく好転する可能性も秘めているということです。
行動をしなければなにも変わりません。
なにも変わらない、ということは後退していることと同義です。
後退している人生を送ることは、自尊心を傷つけながら生活することになります。
快適空間を広げると、自分自身を好きになれる効果がある。未知のものに挑戦することで、自信を深めることが出来るからだ。(中略)
快適空間を飛び出して新しいことに挑戦すれば、自分の殻を破り、新しいことを学んで成長できる。動きまわって新鮮な空気を浴びていれば、カビが生えるわけはない。
誰しも快適な空間から敢えて外に出たいとは思わないでしょう。
人間の本能にも刻み込まれています。
しかし、この新たな経験を通して、人間はより豊かに、より高度に成長していくことも事実です。
ポケベルが最新鋭だった時代から、携帯電話ができました。携帯電話が主流だった頃から、スマホが台頭しました。AIの成長も相まって、世界は加速度的に成長しています。
しかしそれらはすべて、「新しい価値」を見出そうと常に一歩外に出ようとしていた「人間」が生み出した成果であり、その成果を進んで享受し使いこなそうと努力した「人間」の成長の結果でもあります。
一歩踏み出した違和感も、しばらくすれば慣れます。
慣れた時、私達を取り巻く世界は一回り大きく広がります。
大きな事をしなくてもいい。
何か少し、勇気を出して行動してみませんか?
今回も、最後までお読みくださり、感謝いたします^^