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世界が美しく見えるお手伝いを

【私達が学ぶ理由】認識力を高める

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こんにちは、Tomiです^^

私達生物は、その内容に違いこそあれ、すべからく「学習」をしながら生きています。

生命のある一点を切り取って、その場限りの学びもあれば、生態系や進化といった大きな流れの中での学びも含んでいると思います。

私も仕事、家族、人間関係、宗教、政治…あらゆる分野に手を出しながら、少しずつ知識を蓄えています。
そんな私ですが、息子に「なぜ学ぶのか」と問われた時、なんと答えるだろうかとふと考えてしまいました。

「知は力なり」

この言葉が大きな答えを握っているように思いました。
過去の記事においてもこの「知るということ・知っているということ」が生きる上での力になるということは触れていたように思います。

今回は、この「学ぶ理由」について触れていき、深堀りしながらシリーズ化出来たらなぁとか考えています。
是非お付き合いください^^

【この記事は約2,000文字 おおよそ10で読めます】

【お急ぎの方は本記事の結論だけでもどうぞ^^】

本記事の結論

  • 「知る」ということは「認識できる」という事
  • 認識力は「問題解決能力」の基礎
  • 物事を多面的に見る力も認識力
  • 世界は美しい

「知は力なり」とは

知は力なり

ものごとを深く知ることは大きな力である。
[解説] 人間の知性優位を説いたフランシス・ベーコン思想を端的に言い表したことば。
誰かが発した言葉ではないようですが、フランシス・ベーコンという人の思想を表した言葉のようですね。
英語で表現すると“knowledge is power”になるようです。
彼の思想から考えると「知ったことを力にすることの重要性」も併せ持った意味だということのようですね。
知識に現実的な経験などを付加することで「力」に昇華させたものを智慧と呼びます。
知っているだけで力になるかと言われれば確かに疑問符は付きますよね。
しかし、個人的には、「認識力」という点に関して言えば、必ずしも智慧にまで高められていなかったとしても、十分な力になりうると考えています。

社会を生き抜く上での「認識力」

我々が生きていく中で重要な力の一つに「問題解決力」が有ります。
人生をよくしよう、チームの業績をあげようと、今よりももっと成長・発展させていくために考えうる問題を解決する力です。
この力がない場合、現状維持を余儀なくされるだけではなく、この変化の時代についていけなくなることを意味します。

そして、この「問題解決力」を発揮するための前提条件として「認識力」が必要になるのではないでしょうか。

  • 起きた事象を問題と捉えられるかどうか
  • 何かが起きていると感じ取れるかどうか

こうした力がなければ、解決するべき問題を把握することが出来ないため、そもそも問題解決能力は育ちません。

そして、この「認識力」を高める方法が「知る」ということなんだと思います。

物事を多面的に捉えられるようになる

様々な情報に触れるうちに、自身の中に玉石混交で知識が蓄積されていきます。
この「様々な知識がある」ということがまた、大きな視点での認識力向上に役立ちます

私は一時期教師を目指していたことが有りました。この教師という職業において、学校教育のことだけを学んでいたとしたらどうでしょうか。
おそらく解決できる問題は非常に狭い範囲のものに限定されてしまうはずです。

  • 人間関係(人間学社会学)
  • 子どもの成長過程
  • 人体の発達・活動について(生物の領域)
  • 社会情勢、宗教関係、道徳の問題

など、蓄積すべき領域は多岐に渡ります。
その分野に精通するまで行かなくとも、知識として知っているという状況であれば、学校で起きる様々な問題を「多面的」に見つめることが可能になってきます

不良少年がいたとして、彼の行動のみを罰する頭でいた所、子どもの成長や心の問題、家庭環境等について学ぶことができていれば、少年の心の奥底にある悩みを解決できるかもしれません。

これが、知っているということが「認識力」を高めることだという所以になります。

他責の念が薄れていく

また、上記のように物事を多面的に捉えることが出来るようになると、簡単に誰かを非難・批判する心が薄れていくはずです。

問題の経緯や背景などを様々な点から見つめ直すことにより、本当の問題点を把握することが出来るようになります。
また、人間学や道徳の範囲の知識を身につければ「原因自分論」という問題解決の方法も身についてくることでしょう。

認識力が上がるということは、それだけ世界を複雑に見ることに繋がるようにも感じます。
現に私も日々の生活の中で「知らなければ考えなかったこと」に時間を費やすことも増えていると実感しています。
しかし、だからこそ、この世界をより沢山の色で眺めることが出来る。結果的に「世界は美しい」という結論に至ることが出来るということも事実です。

美しいという言葉にも、人によって見えている色は様々です。

色を認識するための力を養うために、これからも学びを続けていこうと思いま^^

最後までご覧いただき、ありがとうございました^^