【雑記】人生について考える
こんにちは、Tomiです^^
葬儀の仕事をしている関係で、”人の最期”に立ち会う人たちの感情と、”最期を迎える人”の存在に触れるわけですが、ふと自分の人生について考える機会が多くなりました。
- 自分の子どもがいる
- 妻がいる
- 友人がいる
様々な故人や遺族、親族知友と自分自身を重ね合わせることで、自分の人生を振り返ってみたり、未来を想像してみたりしています。
そんな中、人生について考えさせられる逸話を見つけたので紹介いたします。
果たして、自分は本当に”今”という時間を生きているのだろうか。
未来に向かって時間を生きているつもりだが、本当だろうか。
ちょっぴり不思議な世界に誘いたいと思います^^
※なお、今回の記事は雑記です。まとまり切ってないですが、一つの物の見方として一考してもらうきっかけになれば幸いです^^
黄梁一炊の夢(こうりょう いっすいの ゆめ)
黄粱(こうりょう)一炊(いっすい)の夢(ゆめ) | 今週のことわざ(三省堂辞書編集部) | 三省堂 ことばのコラム
中国の逸話からの言葉で、この世の栄枯盛衰ははかないものだという意味のことわざです。
いわゆる”諸行無常”的な響きのあることわざですが、私はこの言葉の題材を知って、別の人生観を持つようになりました。それは
今生きている私は、本当に”今”を生きているのか?
禅問答のようになりますが、私の思い描いた感覚をお話しすると
未来の、死ぬ間際の私が、自分の過去を夢の中で追体験している状態なのではないか
という感覚です。
会社に勤めて、宗教を学び、妻と子供がいて、様々な事を学んでいる。
何とか今の状況を好転させたい、未来を理想的な良いものにしたいとあくせく活動しているが、実はこの生きているという感覚は、未来の自分が「あの頃はこうだったなぁ…」みたいな昔話を生きている状態なのではないか。
そんなことを考えはじめたら、
- 自分の(この)人生とは何なのだろうか
- 死ぬ間際の自分は、どんな状態になっているのだろうか
- 実はすべて決められたレールを歩いているだけなのではないか
なんてことを思うようになり、何となくふわふわした日々を過ごすようになりました。
時間の流れを”未来→過去”として考える
あなたも、想像してみてください。
今を楽しんで生きている、あるいは困難を乗り越えようと必死に生きている。
この楽しみ・苦しみは実際に今自分が感じているものである。
けれども、その記憶と感覚が、実は未来の自分が追体験している物、思い出している物だとしたら・・・
こんなことを想像したとき、あなたの心に浮かんだ感情はどんなものでしたか?
- 虚無感
- 高揚感
- 不安
- 期待
様々あると思います。
個人的には、時間の流れを”未来から今(過去)”にして考えるということは、以前にも触れたことがある内容だったため、ものすごくワクワクもしました。
今活動している、体験している、感じているすべての物事は、未来のある一点を通るための布石である。
未来の自分に向かっていくために必要な事柄を体験している。
そんな風に感じるのです。
そして、思いをはせることになります。
「自分の最期の瞬間」
に。
- 悲しむ人はいるだろうか
- 集う人たちは大勢だろうか
- 素晴らしい人生だったと、目を閉じただろうか
- 最期の瞬間まで、手を握ってくれる人はいただろうか
これらの問いに満足できる答えを得られる自分であってほしい。
そのために、今を最大限に生ききるということが大切であるとも感じました。
パラレルワールド
更に、SF好きな私としては、”パラレルワールド”という存在についても興味があります。
未来の地点において、様々な「私」がおり、現段階において自分がもっとも理想とする自分もいれば、その真逆の自分も存在する。
どの自分になるのかは、現在の一つ一つの選択による。
今度は現在から未来へとまた時間の流れを変える必要が出てきます。
今の選択が、未来に少なからず影響を与えている。
だとすると
- 何時に寝て、何時に起きるか
- 誰と会い、何を話すのか
- 何を食べるのか
- 何を為し、何を為さないのか
こうした選択一つ一つが大切に思えてきます。
ものすごく極端な話をすれば、自分の大切な人や物をなくす未来を迎える可能性もあるし、突如舞い込む大金により一生裕福な人生を歩むことになる可能性もあります。
未来を知ることはできません。
ですが、未来の様々な地点にいる自分は、過去の自分に対して「その選択をしろ(あるいはするな)!」と必死に呼びかけてくれているのかもしれません。
いかがでしたか?
ちょっぴり夢物語の世界を味わえたでしょうか?
未来の一点をしっかりと定めるということは、今を意識して生きることにつながります。
真偽がどうであれ、今できることは「今を大切に生きること」。
それ以上でもそれ以下でもありません。
あなたは、どんな最期を迎えますか?