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【Think Better】無理をして人から好かれようとしない

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他人が自分のことを好いていないという問題を解決する方法は、他人に好いてもらうために自分を変えることではない。真の解決法は、だれからも好かれることは不可能だし、またその必要もないということを理解することなのだ。

こんにちは、Tomiです^^

  • 周囲の人から嫌われたくない
  • できることなら好かれていたい

これは、多くの人が抱えている感情ではないでしょうか。
その結果、言いたいことが言えなかったり、自分の気持ちを優先しなかったりして、フラストレーションをため込んでしまう。

記事を書いている私自身も、やはり多くの人から好かれたいと思い、自分を使い分けるシーンも多々あります。

人間関係が人生の悩みのすべてであるというのもうなずける気がします。

今回は、そんな同じ悩みを抱えている人に向けた記事になります。
記事を読まれたあなたの心が、少しでも軽くなるようなら幸いです^^

仏教的真理から見る人間関係

仏教の教えには次のようなものがあります

  • 愛別離苦(あいべつりく)
  • 怨憎会苦(おんぞうえく)

生老病死の4苦のほか、上記の二つともう二つを掛け合わせて、「四苦八苦」と言います。

これは、簡単に説明すると「愛する者とは必ず別れなくてはならず、憎しみを感じる人とは出会わなければならない」ということです。

したがって、仮にすべての人から好かれようと努力をし、その努力が実を結んだところで必ず自分にとって嫌な相手は存在し続けます。
そして何より、自分を愛してくれるよう努力した人たちは、すべからく別れが待っているわけです。

無理をして誰かに好かれようとするという行為は、自分の価値を人に委ねている行為であるといえます。
ですので、自分がいかに努力を重ねたところで、自分の幸せは相手次第ということになってしまいます。

これではいつまでたっても自分を大切にするという気持ちは芽生えてきませんし、本当の意味での幸せや安らぎを手に入れることは難しいでしょう。

あくまで幸福とは自分自身の内に秘められているものであり、それは自分で自分を見つめることでしか見つけることはできません。

コウモリのお話

イソップ童話「卑怯なコウモリ」というお話があります。

これは、鳥と獣とが争いを始めたときに、鳥の軍勢には「羽があるので」、獣の軍勢には「爪と牙があるので」と、それぞれにうまく取り入ろうとしました。

結局、どちらからも総スカンを食らってしまい、洞窟でひっそりすることになりました、という結論になるのですが、だれからも好かれようとするという状況はこのコウモリの心境に似ているように思います。

この時、少なくともどちらかの軍勢に加勢していれば、勝敗は別としても味方はいたでしょう。
どちらにもいい格好をしようとしたために、どちらも離れていってしまったわけです。

更に言うと、コウモリ自体が「自分が何者なのか」という理解と自信がなかったのかもしれません
結果的に「私は鳥だ(獣だ・それ以外だ)」というスタンスを確立させることができず、洞窟の中にこもることになってしまったのではないでしょうか。

私たちも「自分はこういう人間である」「このラインまでは許す(これ以上は許さない)」というような線引きをしっかりとすることで、人との違いが明確になるので、逆に周囲から信頼されるのかもしれません。

どっちつかずの八方美人では、本当の意味での信頼は勝ちえないのかもしれません。

”うまくいく”考え方

人に好かれるために無理に自分を変える必要はない