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【松下流】社員を動かす秘訣とは

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こんにちは、Tomiです^^

今日は、私の大好きな経営の神様”松下幸之助”さんのお話です。

仕事で悩んだとき、リーダーとしての心構えを学ぶとき、折々で松下さんの言葉は心に刺さります。

そんな中で、今日は「松下流 社員を動かすための秘訣」と(勝手に)題して、松下さんの哲学に触れていきたいと思います。

  • 現在リーダーとして従事している人
  • これからリーダーになる人
  • 尊敬するリーダー像を追い求めている人

などに知ってほしい言葉になりますので、ぜひご覧ください^^

 松下幸之助の言葉

「(社員が)一万人、二万人になれば、“そうしてください、こうしてください”ではすまされないと思います。“どうぞ頼みます、願います”という心持ち、心根に立つ。そしてさらに大を成して五万人、十万人となると、これはもう“手を合わせて拝む”という心根がなければ、とても部下を生かしつつ、よりよく働いてもらうことはできないと思うのです」

抱えるスタッフの数に応じて変わる”心根”

私は今係長として勤務をしています。直属の部下がいるわけではないですが、部署全体を見る係長の一人、という位置づけかなと解釈して従事しています。

さらにそれを統括する役職として課長クラスがいて、部署を統括する部長がいるという形です。

組織とは、役職が上がれば上がるほど”動かす人員の数”が増えていきます。

一般社員やアルバイトは自分一人を責任をもって動かせばいいけれども、主任になれば自分以外にも範を示すという意識が必要になってきますし、係長はその主任を含めた課員をまとめる意識が必要です。

すこし飛躍して社長となれば社内全体のスタッフを動かす必要が出てきますし、それがグループ会社のトップとなれば、動かす人員は数え切れなくなります。

その中で松下さんは「(最終的には)手を合わせて拝む」という心根まで昇華させなくてはいけないと考えています。

自分が見える範囲の人を動かしていたのでは大きなグループ会社を引っ張ることはできません。見えないところにいる一人ひとりにも「頼む、動いてください」と祈るくらいの心を持つことで、偉大な経営者の一人として名を遺すまでになったのだと思います。

圧倒的なまでの謙虚さと素直さ。そして見えないものに対する畏怖の念。こうしたものを持ち合わせた人柄が、後世にわたって名をとどろかせることにつながったのでしょう。

”人に動いてもらう”という意識

そもそも、「指示を出す」ということについての考え方が根本的に違うと感じます。

一般的な上司を見ると「人を動かす」という意識が強いのではないでしょうか。会社の命令だ、上司の指示だ、だから文句を言わずに言われたことをしろ、というイメージです。

しかし松下さんは違います。

彼は「動いてください」という謙虚な心で指示を出しています。自分一人では何もできないことを深く理解されているんですね。松下さんは「松下幸之助」という役割を全うするために、他の人の力を最大限に”貸して”もらわなくてはいけないと心から思っていたのです。

もちろん、卑屈になれということではないです。

しかし、明確なビジョンや理念があり、社員一人一人の力を信じているからこそ出る「拝む」という心根。

なんと偉大な心を持った人なんだろうと、感動してしまいます。

深い愛の人”松下幸之助

松下さんは病弱でありながら丁稚奉公に出て働くということを学んでいったことは有名です。

その中で「自分では何にもできない。みんな誰かのおかげだ」という心を持った方でもありました。病弱ながらも働く術を磨いていった、松下さんならではの素直な心だと思います。

そして、その心を大企業のトップになっても忘れることなく実践され、社員一人一人を愛した精神は、やはりじっくりと学んでいかなくてはいけないと感じますね。

 

実るほど頭が下がる稲穂かな

 

謙虚に、動いてもらうという心根を忘れずに、祈るような思いで日々の業務にあたろうと、自戒の念を込めてのご紹介でした^^

 

取り留めない感じですが、本日はここまで。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!