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【人間関係】期待はしない方がいい?

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こんにちは、Tomiです^^

オリンピック、盛り上がっていますね!いろいろとありましたが、やっぱり始まってみると、日本勢が頑張る姿に感動しますし、メダルが積み重なるのを見るとテンションが上がります。

そんな中、”超有望株”と思われていた選手がまさかの予選敗退をしたり、メダル確実と思われた人が惜しくも…というドラマも生まれているようです。

そもそもに、オリンピックに挑戦できるレベルということ自体が通常の何倍もの能力なわけですが、それに周囲が過度に”期待”をかけてしまうことがあります。マスコミもここぞとばかりに「金メダル間違いなし!」みたいなことをあおることが多いです。

もちろん、勝負事ですから何が起こるかわかりませんし、選手自身は外野の期待なんてあまり気にしていないのかもしれません。

ですが、この”期待”というものはなかなか厄介な性質のものでして、「かけた側」が心に傷を負うことがあるのです。失敗して期待に応えられなかった場合、失敗したほうが傷が大きいはずなのに、「期待して損した」みたいな話が出てきてしまうという、なんとも困った感情なのです。

 

本日はこの「期待」という感情について触れていき、より日常生活を楽に生きる方法について深めていきたいと思います。

結局のところ、私たちが生きる上で苦しみを生むのは「欲」の存在が大きく絡んでいますが、期待と欲の関係にも迫ることができれば、心を見つめなおすきっかけになるかもしれません。

 期待と欲求

期待とはあることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。当てにして心待ちにすることとのことです。つまり、「こうしてほしい・こうなってほしい」という気持ちを自分以外の何かに託し、その結果を首を長くして待つという感情です。

期待という感情が厄介なところは、「自分以外の存在に自分の欲求を満たしてもらうことを願う」という姿勢なんだと思います。

私たちは、自分の影響できる範囲で行動を起こし、結果を残していくことが大切です。ですがこの”期待”という感情は、自分が影響を及ぼせない範囲のことまで「自分の思い通りにしたい」という欲求が絡んでいます。

自分の影響の外で起きる事象ですから、期待通りに行くこともあれば、良くも悪くも期待を裏切ることもあるわけです。

そして、特に自分の思い通りにならなかったときに「何で…」という感情が芽生え、相手に対する執着が生まれることになります。

  • 異性に自分のことをもっと気にしてほしい
  • 連絡をしたらすぐに返信してほしい
  • プロジェクトの成功を担当者に全託する

こうした思いはすべて、心の引っかかりを作り、執着を生みます。

心の引っかかりを作ることは、前回のお話でもふれたように、余計なものを付着させ心を曇らせていきます。

thinkbetter-777.hatenablog.com

まず、”期待”という感情がわいたときに、「自分の欲求が過ぎたものではないか」ということを判断する必要があります。

期待はしない方がうまくいく?

また、期待をかけるということは、相手にとっても余計な重荷になることがあります

「君には期待しているよ」なんて言われると、がぜんやる気になることもしばしばですが、空回りを起こすこともあります。

失敗したときに「がっかりした」などと言われると、まるで人間性を否定されたような感覚に襲われることもあります。

つまり、”期待する”という行為は、かけた本人もかけられた相手もあまりよい結果を生まないことが分かります。

相手の好意に期待を持てば、別の人に好意を向けた時に嫉妬が生まれます。
「あの人なら大丈夫だ」と期待をかければ、失敗したときに余計に評価が下がります。

しかし、期待をかけられた側にすれば、「勝手に期待された」わけであり、行動を制限されるいわれもなければ、突然評価を下げられるのも不本意なわけです。

未来の結果と人の行動については、自分の影響外のことだとまずは理解し、深みにはまらないように注意しなくてはいけません。もし、期待を裏切られたとしても、その時に生まれた負の感情を相手の責任にしてはいけません。

真に必要なのは「信頼」

では、自分の相手に対する強い思いを、自分の影響できる範囲の中で相手に伝えるにはどうしたらいいでしょうか。

人間関係を良好に保つとするならば、本当に必要なのは「信頼」という感情です。

信頼、という感情は、相手の行動ではなく「相手そのもの」に対する感情であり、相手の存在自体に思いを寄せるものです。

好意を寄せる人を独り占めするのではなく、存在自体を認め、喜ぶ。
「あの人なら大丈夫だ」という存在自体を重要視する。

こうすることで、もし自分に対して好意を向けられなくても、また別の人に好意を向けていたとしても、その人がいるということに対して喜びを感じられれば、余計な嫉妬は生まれません。

プロジェクトを任せた人そのものを信頼していれば、結果に関わらずその人本来の素晴らしい点を見ることができます。

 

信頼とは、無償の愛、見返りを求めずに信じる行為です。
見返りや担保がある場合に信じることを「信用」と言います。

一人一人が尊い存在であり、尊い魂を持っていると信じる。
そして、一人一人が幸福を追求しながら魂を磨いていると信じる。

こうした思いを持つことができれば、”期待”という自分の欲求をぶつけるのではなく、”信頼”という愛情にも似た気持ちで受け止めることができるようになるはずです。

 

まずは、何かにつけて期待をすることを減らしてみましょう。
そのうえで、人を憎まずの精神で、相手の存在自体を受け止める努力をしてみましょう。

 

きっと、人間関係も楽になり、世界が美しく見えてくるはずですよ^^

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!