日進月歩~よりよく生きる~

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【人間関係】人の心は変えられるのか


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こんにちは、Tomiです😌

ことわざに次のものがあります。

「馬を水辺に連れていくことはできるが、馬に水を飲ませることはできない」

これは、アドラーが提唱した

「課題の切り分け」

と同じことを言っており、良好な人間関係を築くためにとても大切な考え方になります。

このことわざの本質は

  • 人を変えることはできない
  • きっかけを与えることはできる

という二点になります。

人を変えようとするのは、「相手を自分の思い通りにしたい」という自分の欲求が根底にあり、突き詰めると相手を支配しようとする行為になります。

しかし、物理的に支配することができたとしても、心の世界までは支配することはできません

そして、この「心の世界を支配できるのは自分だけ」という真理に気づけるかどうかが、自分の人生を生きられるかどうかの分岐点になります。

正しい考え方としては、相手と自分の課題をしっかりと切り分け、相手の行動を変えるための「きっかけ」を提示するという距離感になると思います。

「門の前までは案内できる。しかし、門を押し開けるかどうかはあなた次第。

私は門をくぐったすぐ先であなたを待っている。」

少し遠い距離感に思われますが、相手の行動まで立ち入ると、相手のその後の責任まで負わなくてはいけなくなります。

しかし、他人の人生の責任まで負うことはできません。結果的に、心に迷いや悩みを生んでしまいます。

また、相手にしても「彼がそういったから」と付いていったところで、自分の人生を生きていないわけですから、心から豊かな人生かと言えばそうではないでしょう。

お互いに自分の人生に責任を持ち、相手の人生を尊重した上で、言うべきことは言う。そして、言ったことを理解するかどうかは相手の領域です。

この価値観を持って人間関係を結んでいくことが、最も良好な関係への近道であると思います。

課題の切り分けと、相手にたいして言うべきことを精査するには、心から相手に興味を持たなくてはなりません。

その為に必要なことが「傾聴と共感」になります。これについては昨日の記事に上げていますので参考にしてください😉

傾聴と共感 - 日進月歩~よりよく生きる~

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございます☺️

是非良好な人間関係を構築して、幸せな人生を歩んでください☺️