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【教育論】自己理解を深める

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こんにちは、Tomiです^^

自己啓発やビジネスの書籍を読んで日常の生活に生かしているわけですが、どんな書籍にも共通していること、それは

「自分をきちんと知る」

という事を意識させるということです。

新しいことを学ぶにしても、人間関係を良好にするにしても、まずは自分のことを理解するということは、すべての行動の基礎になるように思います。
自分も一人の人間ですから、自分のことをしっかりと理解するということは人間理解の第一歩とも取れますね。

今回は、そんな自己理解について触れたいと思います。
最近の自分の目標でもありますし、新人教育の中でも大切にしている内容なので、是非参考にしていただければと思います^^

自己理解の重要性

みなさんは、自分のことをどれくらい知っているでしょうか。
ご自身のことを話してください、と言われた時に、どれくらい話を膨らませられるでしょうか。

先程も伝えたとおり、自己理解は「他者理解」の第一歩になると思います。
相手のことをどんなに理解しようと思っても、「自分自身の人間模様」を理解せずして相手のことを深く理解することはできないと思います。

次項で触れていきますが、新人の教育においても常に進捗を把握しつつ、自分ができることと出来ないことの理解や、自分がどのように考える癖があるのかという事を理解してもらえるような問いかけを増やしています。

自分の思考の傾向性がつかめれば、頑張りどころが見えてきます。
自分の出来ることと出来ないことが見えていれば、自信にも繋がります。

そして、自分のことを自分で理解できているというのは「自己肯定感」にもつながるはずです。
ぜひとも、「ありのままの自分」を素直に評価してみてはいかがでしょうか。
飾りすぎても卑下しても駄目で、客観的に自分はどのような存在なのかという事を知る旅に出てみましょう。

自己理解の具体例

1:出来ることと出来ないこと

まず、自分に出来ることは何でしょうか。
逆に、出来ないことは何でしょうか。

この点にしっかりとフォーカスすることで、「自分の強みを活かす」ということが容易になります。
また、自分の出来ないことを知ることで、その出来ないことを出来るように努力するのか、誰か出来る人に任せるのかという判断がつくようになります。

新人の教育を複数人で行っている場合、どうしても前任の人がどこまで教えているのか、どこまで教育が進捗しているのかということが計りにくいという事が起こります。

もちろん教育のシステムによる部分が大きいですが、新人の側からも「ここまでは出来る」という話が有ると、次に進みやすくなるでしょう。

2:好きなことと嫌いなこと

出来ることと出来ないことに近いですが、この「好きなことと嫌いなこと」の把握もとても大切であると感じます。

好きだけど出来ないこと、出来るけど嫌いなこと、など様々なことが生きる上で起こりえます。
その中でも嫌いなこと・やりたくないこと等をやっている時間は、極力排除するように動いたほうがいいです。

人生が100年時代だと言われても、健康的に自分のやりたいことを出来る時間というのは限られていると思います。その中で、やりたくないこと・嫌いなことで時間を奪われてしまうということは残念なことだと思います。

もちろん、嫌なことから逃げろとか、甘えて生きろということではないですが、自分が時間を投資した時にそのリターンがしっかりと見込めるのか、時間を投資することで嫌いなことが好きなことに変わっていくのかという事を真剣に見つめる必要はあると思います。

以前に書いた「やらないことリスト」についても参考にしてみてください^^

thinkbetter-777.hatenablog.com

3:自分の心(思考)の傾向性

心の傾向性と聞くと少し難しいかもしれませんが、自分の思考のパターンを知るということも、よりよく生きていく上で重要だと思います。

  • 人前に出ると緊張してしまう
  • 問い詰められると嘘でごまかすことが有る
  • どうしても人から見られる自分を良いものに飾ろうとしてしまう

など、起きた事象に対して自分がどのように反応・行動してしまうのかという事を理解できると、それが好ましいことであれば積極的に自分のテリトリーで生活することが出来ますし、好ましくないことであれば予め予測して避けることも出来ます。

新人教育を行う上で、私が一番意識していることかもしれません。

  • このスタッフはどういう人間なのだろうか。
  • どうしたら花を咲かせてくれるのだろうか。
  • どの分野ならよりきれいな花を咲かせることが出来るのだろうか。

こうしたことを考えながら指導を心がけています。

ちなみに、先程あげた心の傾向性は、私自身の傾向製でもあります(笑)
これを知っているからこそ、極力ありのままの自分でいよう、ありのままの自分を魅力的に出来るよう勉強しよう、人前で話すときは人一倍練習しよう、という思いが出てきます。

小さい頃を少し思い返して、自分はいつもどんな思考で生きてきたかについて、考えてみてはいかがでしょうか。
この工程を踏むと、他者がどのような背景で生きてきたのかということにも思いを馳せることが出来るようになると思います。

人間関係における“相互理解”について

自分のことをまずは理解することが先決だと言いましたが、実際に人間関係において相互理解を図るときは、順番に注意が必要です。

当ブログでは何度も登場している「7つの習慣」では

まず理解し、そして理解される【第6の習慣】

という習慣があります。
7つの習慣でも書かれている通り、まずは私的成功を収めることが大切です。
これは自分のことを理解し、自分の行動をしっかりと修めることが出来ることで心の向きを外に向けられるという考えと似ています。

そして、一度外に心の矢印をむけたのであれば、公的成功に向けて相手と共存していく必要があります。
その時に大切なのが「相手のことをまず理解して、その後に自分のことを理解してもらう」という順序になります。

どうしても自分のことが見えてくると、自分のことが可愛く、大切に思えるようになってきます。これは自己肯定感が高まっている証拠でも有るためいい傾向だと思います。

しかし、他者理解を行いながら他者と共存繁栄していこうと考えた場合は、「相手も(自分と)同じく尊い存在」であると理解し、相手の言葉に耳を傾ける意識が大切です。

  • 相手もきっと様々な苦悩を抱えている
  • 相手は自分とは違う思考パターンで動いている
  • 相手も自分の人生をより良いものにしようと努力している

こうした思いを持ちながら接することが出来るようになれば、きっと人間関係も好転していくことだと思います。

新人の方々は、慣れてくると上司の言動や会社の方針に思うところが出てくると思います。
しかし、上司には上司の、会社には会社の思いが存在しています。
こうしたことを理解した上で、自分の人生観と照らし合わせて「違う」と感じたのであればアクションを起こすのも大切だと思います。

 

最後までお読みくださり、感謝いたします^^