【人間関係】ゴッドマン比率を意識して良好な人間関係を
【この記事は約1,800文字、5分ほどでお読みいただけます^^】
【お急ぎの方は本記事の結論だけでもどうぞ^^】
こんにちは、Tomiです^^
アメリカのワシントン大学の博士である「ゴッドマン氏」は”ポジティビティ比”というものを研究の結果見つけ出しました。
良好な人間関係を築くために意識すべき内容だと思ったのでシェアしたいと思います^^
本記事の結論
“ポジティビティ比”を意識する
ある会話において、その人の発する言葉の中に「ポジティブな内容」と「ネガティブな内容」がどのくらい含まれているかという事を示すものをポジティビティ比と言います。
この比率が高ければ高いほど(つまりポジティブの内容が多いほど)、関係が続くほどに良好な関係を築いていけるそうです。
ポジティブとネガティブの内容をものすごく簡単に説明するとすると
- ポジティブ…褒め言葉や明るい挨拶
- ネガティブ…批判や小言
になります。
考えてみれば、いつも相手のことを褒めたり楽しませたりしてくれる人を嫌いになる人はいませんし、逆に会えばいつも小言を言ってくる人であれば、100年の恋一瞬で冷めてしまいそうですよね。
そして、この推奨されるポジティビティ比はそれぞれの関係性によって黄金比があるようです。
それを明らかにしたのが今回ご紹介する「ゴッドマン」氏になります。
ゴッドマンが提唱した“ゴッドマン比”
ゴッドマン氏が提唱したゴッドマン比とは、関係毎に算出した会話のポジティビティ比の割合になります。以下の表をご覧ください↓
親子…3:1
上司と部下…4:1
恋人・夫婦…5:1
友達…8:1
※ポジ:ネガ で表記
夫婦や恋人であれば、ポジティブを5回言ってネガティブな指摘を1回する位を目指さないと、長期間関係を続ける中で良質な関係を維持できないことを示しています。
友人に関して言えば、ほぼほぼポジティブなことを話していないと、関係は破綻してしまうことが読み取れます。
ゴッドマンは、このポジティビティ比の正確性を図るために大規模な調査を行いました。
- 700組の夫婦を対象
- 15分の会話を聞いて、ポジティブとネガティブの言葉の比率を検証
- ポジティビティ比5:1を基準として、クリアしていたら10年後も結婚している、それ以外は離婚しているというBOXに入れる
- 10年間の追跡調査
と言ったものだったそうです。そして気になるその的中率はなんと驚異の
94%
だったそうです。恐ろしい位の的中率ですね…汗
上司と部下、友人といった関係は環境が変わればガラリと顔ぶれが変わりますし、親子という関係も徐々に疎遠になっていくこともあるため、会った時はポジティブな会話が多くなるように思います。
しかし、恋人・夫婦で考えると、その関係は基本的には一生もの。
夫婦や家庭は最小単位のマスターマインドであるという話もあるくらいですから、この関係が良好かどうかということは、人生を豊かにするかどうかを大きく左右しそうです。
みなさんは、パートナーへの会話、気をつけてますか??
最低でも「5:1」ですよ!
最初からポジティブを積み重ねる
尚、このポジティブな話題についてもポイントがあります。それは
最初からポジティブな話題を持ち出すこと
です。
最初にネガティブな話(例えば部屋が汚いとか、何かしらの小言)を伝えた後に、ポジティブな話(きれいだねとか、かわいいよみたいな)を伝えても、なかなか受け入れてもらえない可能性があります。
なので、常に明るい話題や前向きな話題を振りまいていくことを意識してみましょう。
5回ポジを伝えたら1回ネガを伝えられるという意識ではなく、100回ポジな話をする中で20回位の認識で、とにかく「ポジ!ポジ!」と意識していくことが大切な気がします。
そして、「ポジ!ポジ!」と考えている人というのはきっと、ネガの頻度が自然と下がってくるのではないか、と想像しています。
したがって、結果的にどんな関係・立場においても常に皆にポジティブな比率を上げることが出来るため、周囲から好かれる・一目置かれる存在になれるはずです。
いずれにせよ、人間関係において「相手の気持ちを変えることは出来ない」という原理原則に基づいて考えるならば、自分の心を常にポジティブにしておき、口から出る言葉もポジティブにしておく、ということ以外、豊かな人生を送る近道はないのかもしれません。
近道にして王道。
それがやはり「ポジティブシンキング」なのかもしれませんね!
最後までご覧頂き、ありがとうございました^^