【Think Better】完璧を求めない
あなたの目標は何もかも完璧にこなすことではなく、むしろそんなに完璧を求める必要がないことを理解することなのだ。
こんにちは、Tomiです^^
何かを推し進める上で、完成度というのは一定量求められることだと思います。
また、それにより対価を得る場合には、粗悪なものを提供するわけにいかないため、余計に完成度を求めることが多いと思います。
ですが、”完璧”を追い求めると、徐々に足をからめとられていき、行動ができなくなることがあるようです。
ぜひ、ご自身の心の中に「完璧主義者」の一面がないか、振り返ってみましょう^^
完璧を目指すとなぜ行動ができなくなるのか
著者は、完璧主義者の特徴を以下のように記しています。
- 他のだれよりもきちんと物事を処理できると信じているために、よけいな仕事をたくさん背負い込む
- 物事の決定に悩み抜く
- 絶えずミスを探し求め、いつもミスを発見する
確かに、あまり幸せそうな生き方ではないかもしれません。
常に誰かのミスを探したり、自分の落ち度がないかに気を配るために、完成するまでの道のりが途方もなく長くなるのです。
報告書や提案書、進捗確認などの場面は仕事を進める上でとても大切になってきます。
いわゆる「報連相」というものです。
これについても、100点のものを提出しようと頑張るわけですが、実はここに大きな落とし穴があります。
まず第一に、「遂行速度が遅くなってしまう」こと。
大体作業というのは、早めに仕上げることで次の作業に移れる、駒を進めることができるというメリットがあります。
しかし、この一つ一つの作業に完璧を求めるがあまり、どれも締め切りギリギリになってしまうため、全体的な作業が鈍化するという恐れがあります。
次に、「自分自身の完璧を求めている」という点です。
前回の人に期待しないということでも触れたとおり、相手がどのような仕上がりを求めているのかというのは、こちらからは推測するしかありません。
したがって、どんなに自分が100点のものを仕上げた気になっても、相手にとっては50点、あるいはマイナス評価につながることすらあり得るわけです。
有名な孫子の兵法に次のようなものがあります。
兵は拙速を尊ぶ(へいは せっそくを たっとぶ)
多少拙くとも、素早く行動し、成果を収めるのがよいという兵法です。
ビジネスにおいても相手の時間を無駄にしないという思いやりはとても大切です。
ぜひ50点でもいいので素早く仕上げることを心がけてみましょう!
完璧を目指すとなぜ自己肯定感が下がるのか
筆者は完璧主義者の特徴でさらにこのように続けます。
最悪なのは、何事も完璧にこなす能力を自分の人間としての価値と同一視することである。このために、完璧主義者は自分を一級の人間だとはなかなか思えなくなっている。
完璧な仕事をやり遂げることが毎回できるのであれば、それはおそらく大成功を収めるのであろうと思いますが、毎回そうはいきません。
しかし、「自分は何事も完璧にこなせる人間だ」という自己認識を持っていると、ダメだったときの反動が大きいわけです。
- そもそもこんなスケジュールでは無理がある
- 先方からの指示が曖昧過ぎる
など、ビジネスのシーンでは往々にしてあることだと思います。
この中で完璧を追い求めたとしても、結果的に粗悪な出来栄えになるか、できない自分を自分で追い込んでしまうことになりかねません。
物事には何事も求められている出来栄えというものが存在します。
これをあらかじめすり合わせたうえで、自分の能力と照らし合わせることこそ、完璧な仕事を行う上で大切な事なのではないでしょうか。
すべてを一人で行うことは不可能です。
また、人間である以上、エラーはどこかに潜んでいます。
それを認められることこそ、本当に「自分を認める」ということにつながりますし、ひいては「相手を認める」という素敵な人格に成長するのだと思います^^
”うまくいく”考え方
自分にとって現実的な基準を設定することが賢い方法だ