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お金にまつわる「○○の力」

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「経済的自由」とは?

こんにちは、Tomiです。

前回の記事で、「お金で幸せは買えるかどうか」という話にふれました。
様々な意見はあろうと思いますが、最も伝えたいお話は「自由な選択をするために経済的豊かさは必須」ということです。

  • 仕事をしなくては生活ができない
  • お金がないからほしいものが買えない
  • ローンの返済のために仕事をやめるわけにいかない

こうした「不自由」は、お金があればすべて解決します。

金銭的に余裕があれば、嫌な仕事は断ることができます。ほしいと思ったものを我慢することなく購入できます。購入に際して借金をする必要もありません。

こうした「お金」にまつわる不自由を解決することで、より人間らしく生きることに力を注ぐことができる為、幸福をつかむ確率は飛躍的に上がると考えています。

 

そこで今回は、金銭的な不自由を解決した状態、つまり「経済的自由を獲得するために必要な力」を、二冊の本に書かれている内容をもとに紹介していきたいと思います!

今回はざっくりとアウトラインをなぞり、どんな力が必要なのかということを知ってもらえればと思います。

実際に私も意識を変えるきっかけになりましたし、お金に対する考え方や扱い方が180度変わりました。もちろん、一朝一夕で成り上がれるほど簡単ではないですが、身につける力が明確になれば、進んでいけるはずです。

経済的自由とはどんな状態か

 まず、何度もお話をしている「経済的自由」という言葉の定義をしましょう。
この言葉は、私がお金のことを学ぶきっかけを与えてくれたyoutuber”リベラルアーツ両学長”の言葉をお借りすることにします。

両学長によりますと、経済的自由とは

生活費<資産所得

の状態だそうです。
資産所得とは、”資産を働かせること(投資)によって得られる収入”のことを指し、配当や利子所得のほか、不動産所得などがこれに当たります。このほかに労働所得というものがあり、これは給与所得といった”自分働くことによって得られる収入”のことを指します。

つまり、経済的自由を達成した状態というのは

必要な生活費よりも、何もしなくても入ってくる収入の額が上回った状態

となります。

この状態になってしまえば、真の意味で「働きたいから働く」「働きたい時だけ働く」という状況を作ることができ、世に言う「アーリーリタイア」を達成することになります。

また、生活費を差し引きして残ったお金についてはいわゆる「浪費」や「消費」にすることもできますし、特に使うことがなければ「(さらなる)投資」に回すことができます。これが、前回「貧富の格差は拡大し続ける」といった理由です。

ほしいものがあったとしても、一定量増え続ける資産で購入すればよいため、ローンを組む必要もなければ、必要経費を削ってまで購入する必要もなくなるというわけですね。

そして、興味深いことに、両学長はこの経済的自由という状況は「誰でも力を身につければ達成可能」と話しているところにあります。

少し、胸が高まりませんか?私はこの言葉を聞き、素直に実践(貯蓄と投資)を始めました。

それでは、経済的自由を達成するために必要な具体的な力について触れていきましょう。

お金にまつわる力

書籍紹介

まず、今回参考にした書籍が以下になります

 

 

 今回アウトラインをなぞるために使用するのは主に両学長の「お金の大学」になりますが、ほぼ同じ内容のものを木暮 太一さんが書かれた本にも記載されていました。

木暮さんの本には「4つの力」として紹介されており、

”オフェンス”は知っていても”ディフェンス”は知らない日本人

と書かれていました。

両学長は「お金にまつわる5つの力」として紹介しておられますので、こちらをざっくりと紹介したいと思います。

貯める力

まず、一丁目一番地として「貯める力」を挙げられています。
貯める力、と聞くと「増やす力とどう違うのか?」と感じますが、貯める力とは

支出を減らす力

という定義になっています。
つまり、垂れ流しになっている蛇口を閉め、バケツに空いた穴をふさぎ、水を貯める力と言い換えることができます。

両学長は稼いだお金を垂れ流す要因に「固定費」を挙げ、その中でも最も「削減すると効果の高いもの」として

  • 通信費
  • 光熱費
  • 保険
  • 税金

を挙げています。

詳しい内容は今後折を見て触れてまいりますが、実際に見直してみると家計(節約)に対するインパクトが本当に大きかったです。私が実践したものは「通信費」「保険」「光熱費」を見直しました。

通信費と保険は夫婦で見直したため、二人合わせて月々1~2万円ほど節約することができました。光熱費については電気を東北電力から切り替えたので、ポイントが付く分何もないよりお得、といった形です。

ポイントは、”節約しても生活の質が変わらない”という点がとてもよかったです。

稼ぐ力

続いて、稼ぐ力を紹介します。これは水の例でいえば「引き込む水の量を多くする」というイメージでしょうか。両学長は”稼ぎを増やして、蓄財ペースを上げよう”と紹介しています。

具体的な方法としては

  • 転職
  • 副業

の二つであり、転職は「年収アップ」、副業は「複数の収入源」を狙う為だと語っています。

日本は転職についてあまりいい印象がありませんが、日本の伝統的な雇用形態が崩壊しつつある現代社会において、一つの会社に在籍し続けることで安定的な生活を送れる保証はなくなりました。

また、今回のコロナ騒動のように、突然収入源が絶たれる可能性も人生の中では起こりえます。こうした中で他の収入源をしっかりと確保できている人たちは、不測の事態にも対応しやすいといえます。

現在の社会で「副業禁止」をうたう企業はナンセンスであり、大手企業やメガバンクですら副業を推奨し始めており、副業はもはやトレンドであるといっても過言ではないのかもしれません。

増やす力

両学長は”貯蓄を投資にまわして資産運用をしよう”といい、貯める・稼ぐの次に「増やす力」について語っています。

r>g

という何とも見慣れない記号があります。これはトマ・ピケティというフランスの経済学者が提唱した式で、簡単に言うと「資産(資本)によって得られる富(r)」は「労働によって得られる富(g)」よりも大きい、ということを表しています。

つまり、先ほどの”稼ぐ力”はあくまで「労働の対価」としての収入であるのに対し、この”増やす力”は「資産に働かせることで得られる収入」となります。俗にいう「不労所得」というやつですね。

冒頭で触れました、「資産所得」というのはこの増やす力を養うことで増やすことができ、この力が生活費を上回ることで「経済的自由を達成」することができるというわけですね。

この資産所得には、「株式投資」と「不動産所得」があり、いずれにせよ自身の立場を「投資家」にする必要があるということになります。

守る力

両学長のほか、木暮さんも話していたこの”守る力”は、いわゆる「ディフェンス力」に当たるものであり、今まで紹介してきた三つの力を使うことで得られた資産を文字通り「防衛」する力のことを指します。

大きなお金を手にすることで、様々な要因から守る必要が出てきます。

  • 詐欺やぼったくりローンなどといった人為的なもの
  • 自然災害やハイパーインフレといった大きな力によるもの
  • 浪費という自信の価値観のずれによるもの

などからいかに資産を守っていくか、という力が超重要であると語られています。

これだけ世間を賑わしているにもかかわらず、特殊詐欺の件数は1万3000件以上であり、被害総額は277億8000万円にのぼるといいます(2020年、警察庁報告)。

私は引っかからない、なんて高をくくっている人が、知らぬ間にリボ払いなどで高額な利息を払わされていることなどもあることから、この「資産を守る意識」は改めて認識する必要がある力だと言わざるを得ません。

使う力

最後に”使う力”です。

お金があれば自由を得られる。物質的な欲求も満たすことができる。しかし、貯めに貯め込んで、気が付いたら80歳、使いきれませ~んなんてことになってしまっては、全く幸せではないように思います。

両学長は”人生を豊かにすることに使おう”と紹介しています。

  • 大切な人に対するプレゼント
  • 世界をよくするための募金や寄付
  • 生活の質や自分の時間を生み出してくれるもの
  • 自己投資

こうしたことを挙げ、「お金は使うことで初めて価値がある」と語っています。

確かに、必要以上の節約・倹約は惨めな思いをするため心が荒みますし、適度な浪費を友わなければストレスもたまります。

また、個人的に資産をばぐらせたところで、それを一緒に楽しんでくれる人がいなければ、生きている幸せを感じることは少ないでしょう。

無駄な浪費を推奨するわけではありません。しかし、両学長曰く「人生の羅針盤」をしっかりと定めたうえで、本当に必要なことにお金を使う、という力を養うことは、本当の意味での豊かさ・幸福につながるといいます。

以上、ざっくりとした5つの力の紹介でした。

今後の記事で一つひとつ詳しく紹介していきたいと思います。

幸せな年収とは

2015年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のアンガス・ディートン教授は、年収と幸福度の関係について興味深い研究結果を発表しています。

この研究の結論をお話しすると、「年収が7.5万ドル(約800万円)を超えると、年収と幸福度の相関性が薄れる」というもの。

年収が1000万円であろうが、2000万円であろうが、結局のところ幸不幸を決定付けるのは「心の豊かさ」ということなんだろうと思います。

また、年収が1000万だったとしても、お金を湯水のように使っていれば(極論、生活費が900万だとしたら)、お金の不安はなくなることはないでしょう。

それよりも、夫婦で世帯年収800万、本当に必要なものにお金をかける生活で生活費は400万、という生活であればよほど幸福度は高いのかもしれません。

昨日の記事の内容と相反するかもしれませんが、個人的には「物質的な欲求を満たすだけの幸福」は際限がなく、最終的には幸せとは言えなくなると思っています。

経済的な自由を達成することにより、自分の人生で本当に必要なもの選び取る選択の自由を得る。これが人間らしい幸福な生活の在り方ではないか、と感じました。

 

大変長い記事になってしまいましたが、今回紹介した内容に興味を持たれた方は、ぜひ書籍をお手に取ってみてはいかがでしょうか。

当ブログでも極力分かりやすく解説できるように記事を作成していきたいと思います。

 

皆様の人生が豊かなものになりますように。

最後までお読みくださり、感謝いたします^^